宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:15)
今日、C2.8の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/18 08:58 C2.8
00:38 C2.3
9/17 18:36 C1.8
17:29 C1.5
9/16 21:30 C3.2
20:53 C3.6
17:29 C1.2
13:48 C2.5
03:23 C3.5

黒点  9/18 (NOAA)
磁場 フレア
4216 17 βγ C2
4217 12 β C3
4220 18 β C4
4221 6 β ---
4223 5 β C2
4225 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:06 566 +1.9
-2 h 541 -0.1
-4 h 568 +3.0
-6 h 565 +0.9
-8 h 569 -1.2
-10 h 583 -0.3
-12 h 613 +1.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -4 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h -6 -/ -
-6 h -16 -/ -
-8 h -14 -/ -
-10 h -14 -/ -
-12 h -13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 6x10^3
9/18 0.4 1x10^4
9/17 0.4 7x10^3
9/16 0.3 3x10^3
9/15 0.2 4x10^3
9/14 0.3 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
GOES SUVI (NOAA)
LASCO (SOHO)
CCOR-1 (GOES)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 9/13 12:46 太陽風は360km/秒と低速になっています。コロナホールの影響が近付いています。
2025/ 9/14 13:01 太陽風は低速の状態が続いています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2025/ 9/15 13:33 太陽風の速度は700km/秒に高まっています。磁気圏の活動も強まっています。
2025/ 9/16 12:46 太陽風の速度は750km/秒に高まっています。磁気圏も活動的です。
2025/ 9/17 13:30 高速の太陽風が続いています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2025/ 9/18 13:15 更新
高速太陽風は終わりに近付いています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

カナダ・イエローナイフに滞在中の景山植光さんより、
現地17日0時(世界時17日6時)過ぎに撮影された
オーロラの写真をいただきました。

昨日のニュースに書いた様に、
太陽風は650km/秒と高速の状態が続いていましたが、
磁場が北寄りになっていて、オーロラの活動は弱くなっていました。
ところが、景山さんの撮影の少し前から
太陽風の磁場が-4nTくらいの南向きになり、
その影響でAE指数で400nTの小規模の変化が発生しています。
この活動の強まりを捉えた写真です。

1分半の間の連続撮影で、
現地の空でオーロラが激しく動いていた様子が想像できます。
1枚目の写真の左端にプレアデス星団があり、
その右上にペルセウス座、カシオペヤ座と並んでいます。
(日本とは見え方が違うので、しばらく悩みました)

この夜は快晴で、
いろんな方向から発生するオーロラに惑わされ、
どこを撮ろうかと悩むほどだったそうです。
速報で美しいオーロラをありがとうございます。



現在の太陽風は、
650km/秒から530km/秒へゆっくりと速度が下がっています。
高速の状態は続いていますが、終わりが近い様です。
磁場強度は4nTから3nTへ下がり、やや弱くなっています。

磁場の南北成分は、グラフの初めに南向きの強まりが見えますが、
その後は、時々南に小さく変化する程度です。
AE指数は、オーロラ写真の頃に500nT前後の変化が起きていますが、
以降は変化が小さくなっています。

今日もGOES衛星SUVI 195の写真を掲載しています。
西の端(右端)に進んだコロナホールは、
最後の領域が少し見えている程度です。
一方、北東側(左上)にコロナホールが見えていて、
4日後くらいから太陽風速度の高まりが発生するかもしれません。


太陽は穏やかで、C1〜2の小さいフレアが発生した程度です。



カナダ・イエローナイフで、現地17日0時6分(世界時17日6時6分)に撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


カナダ・イエローナイフで、現地17日0時6分(世界時17日6時6分)に撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


カナダ・イエローナイフで、現地17日0時7分(世界時17日6時7分)に撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


GOES衛星SUVI 195カメラによる太陽コロナの様子
(c) GOES衛星SUVI 195 (NOAA)


SDO衛星による太陽の可視光写真。SOHO衛星のWebページより取得しました。
(c) SDO (NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。