宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:13)
今日、C2.0の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/18 08:22 C2.0
12/17 --- ---
12/16 13:01 C3.0
02:22 C3.9

黒点 12/18 (NOAA)
磁場 フレア
4305 1 α ---
4307 5 β C1
4308 2 α ---
4310 4 β ---
4311 6 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:14 652 +0.6
-2 h 655 -3.5
-4 h 645 +0.4
-6 h 645 -3.9
-8 h 663 +2.6
-10 h 644 +1.8
-12 h 640 -1.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -5 -/ -
-2 h -4 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 10 -/ -
-8 h 23 -/ -
-10 h 22 -/ -
-12 h 26 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^2
12/18 0.2 2x10^3
12/17 0.3 2x10^3
12/16 0.3 9x10^2
12/15 0.2 6x10^2
12/14 0.3 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
GOES SUVI (NOAA)
LASCO (SOHO)
CCOR-1 (GOES)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)

情報ページ
宇宙天気用語集
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Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/12/13 12:25 太陽風の速度が500km/秒に高まっています。太陽は穏やかになりそうです。
2025/12/14 12:43 高速太陽風は620km/秒に高まっています。
2025/12/15 12:36 太陽風は平均的な速度に戻っています。磁気圏は穏やかです。
2025/12/16 10:02 太陽風の速度は500km/秒に高まっています。太陽は穏やかです。
2025/12/17 13:51 太陽風の速度は650km/秒まで高まり、高速の状態が続いています。北極航路の機内からのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2025/12/18 12:13 更新
太陽風は650km/秒と高速です。アイスランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

アイスランドに滞在中の藤井哲也さんと高家幹夫さんより、
現地17日未明に撮影されたオーロラの写真をいただきました。
撮影場所は、アイスランド北部にあるミーバトン湖とのことです。

撮影の頃は、太陽風の速度は600km/秒と高まっていたのですが、
磁場の南向きの変化が少なく、AE指数はほとんど変化のない穏やかな状況でした。
藤井さんによると、
オーロラは強くなったり弱くなったりを繰り返していたとのことで、
強い活動にはなっていなかった様です。

1枚目の写真は、魚眼レンズによる全天の写真です。
東側から昇ったオーロラと西側から昇ったオーロラが、
やがてこの写真の様に、きれいに一つに繋がったとのことです。
緑色の光から赤色の光へ上がっていく様子がとてもきれいです。
左上の低空にオリオン座が見えています。
さすが高緯度地域です。

その後、つながったオーロラが動き始めて、太くなり(2枚目)、
強くなったり弱くなったりを繰り返していたそうです(3枚目)。

現地は快晴で、気温はマイナス13度まで下がっていたそうです。
きれいなオーロラの姿をありがとうございます。



太陽風の速度は、600km/秒から650km/秒へ再び高まっています。
SDO衛星AIA195を見ると、南北に縦に伸びるコロナホールは、
西側(右側)にだいぶ進んでいて、この領域の影響がやって来ているようです。

太陽風の磁場強度は、5nT前後と平均的な状態です。
磁場の南北成分は、南北に変化していて、
-5nT程度の南向きの変化も発生しています。

このため、磁気圏の活動は強まっていて、
AE指数は、途中から500nT程度の変化が発生するようになり、
後半では800nTと中規模の変化に達しています。

今回の太陽風速度の高まりに関係していると思われる
太陽の西側のコロナホールは、
縦に伸びていて横方向の広がりは小さいです。
このため、太陽風の高速の状態はあまり長く続かない様に思います。
この後の速度の変化に注目してください。

また、東側(左側)に次のコロナホールが見えています。
5日後くらいから、この領域の影響が始まりそうです。


太陽のX線強度のグラフは、変化が少なくなっています。
太陽は穏やかな状態です。

可視光写真では、北東の端(左上)に新しい黒点群が現れていますが、
特に活動は起こしていません。



アイスランドのミーバトン湖周辺で、現地(世界時)17日2時3分に撮影されたオーロラ。
(c) 藤井哲也氏


アイスランドのミーバトン湖周辺で、現地(世界時)17日2時28分に撮影されたオーロラ。
(c) 藤井哲也氏


アイスランドのミーバトン湖周辺で、現地(世界時)17日2時45分に撮影されたオーロラ。
(c) 高家幹夫氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。