宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:29)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/17 --- ---
2/16 --- ---
2/15 --- ---

黒点  2/17 (NOAA)
磁場 フレア
1416 7 β ---
1419 3 β ---
1420 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:18 334 +0.7
-2 h 338 +2.2
-4 h 349 +3.7
-6 h 354 +4.2
-8 h 367 +4.5
-10 h 364 +3.7
-12 h 368 +2.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -30 -/ -
-2 h -31 -/ -
-4 h -31 -/ -
-6 h -32 -/ -
-8 h -34 -/ -
-10 h -36 -/ -
-12 h -37 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 4x10^2
2/17 0.4 5x10^2
2/16 0.3 5x10^2
2/15 0.3 3x10^2
2/14 0.4 3x10^2
2/13 0.4 7x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
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TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 2/12 14:08 太陽の東端でCクラスのフレアが活発に発生しています。太陽風は低速の風になっています。
2012/ 2/13 09:47 太陽風はやや低速です。これからコロナホールの影響が始まる可能性があります。
2012/ 2/14 12:19 太陽風の弱い乱れにより、オーロラの活動が強まりました。今後CMEの影響が到来するかもしれません。
2012/ 2/15 13:14 太陽風磁場の南向きが強まって、活発なオーロラが発生しています。
2012/ 2/16 10:32 太陽風磁場の南向きが長時間続き、活発なオーロラ活動が1日にわたって発生しました。
最新のニュース

2012/ 2/17 11:29 更新
太陽風は低速になり、磁気圏はとても静かです。太陽もとても静かです。

担当 篠原

半月前のオーロラの活動記録を紹介します。
新宅宏章さんより、世界時1月27日8時過ぎにカナダのイエローナイフで撮影されたという
オーロラの写真が寄せられました。
1月の末に1週間滞在したところ、6年ぶりという悪天候が続いたそうですが、
この日に見事ブレークアップにめぐり逢うことができたそうです。

データを振り返ると、この頃にコロナホールによる太陽風の乱れが到来して、
太陽風磁場が -5〜-3nTの南向きに振れ続けていた時に発生したオーロラでした。
とても美しい写真をありがとうございます。

これまでに送っていただいた写真たちを読者写真集としてまとめています。
ニュースページの上の方にリンクを作っていますので、どうぞご覧ください。


現在の宇宙天気は、磁気圏、太陽ともにとても穏やかです。
太陽風は、昨日の昼頃に380km/秒まで速度が上がったりしたのですが、
夜に入ると再び下がって行き、現在は330km/秒とだいぶ低速の風です。

磁場強度は5nT付近と平均的な状態ですが、
南北成分がずっと北向きに振れています。
このため、磁気圏への影響はとても小さくなっていて、
AE指数のグラフはほとんど変化していません。

SDO衛星AIA193の写真に見えていたコロナホールの影響がどうなるか
注目していたのですが、
前半戦はこのまま静かに経過するのかもしれません。
明後日の19日以降は、太陽の中心付近に見えているコロナホールの影響が
到来する可能性があります。


太陽の活動も静かです。
新しい黒点の出現はなく、
見えている3つの黒点群も、黒点の見え方は縮小しています。

X線のグラフもべったりと下に張り付いています。
赤線のグラフは、一時、B1〜2の範囲にまで下がっています。
更に弱まって B1を割ることになると、
昨年の8月13日以来、半年ぶりのことになります。



新宅宏章さんにより、世界時1月27日8時過ぎにカナダのイエローナイフで撮影されたオーロラの写真。
(c) 新宅宏章氏


新宅宏章さんにより、世界時1月27日8時過ぎにカナダのイエローナイフで撮影されたオーロラの写真。
(c) 新宅宏章氏


新宅宏章さんにより、世界時1月27日8時過ぎにカナダのイエローナイフで撮影されたオーロラの写真。
(c) 新宅宏章氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。