宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:47)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/17 --- ---
10/16 --- ---
10/15 --- ---

黒点 10/17 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:34 483 -0.7
-2 h 512 -0.5
-4 h 518 +0.5
-6 h 535 -0.7
-8 h 538 -0.7
-10 h 536 -0.6
-12 h 536 +1.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -18 -/ -
-2 h -15 -/ -
-4 h -10 -/ -
-6 h -11 -/ -
-8 h -23 -/ -
-10 h -20 -/ -
-12 h -15 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^4
10/17 0.4 7x10^4
10/16 0.3 2x10^5
10/15 0.5 1x10^5
10/14 0.5 2x10^4
10/13 0.5 8x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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衛星電子 (GOES)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/10/12 12:59 太陽風の速度は500km/秒に高まり、磁気圏の活動も強まっています。新燃岳は噴火が続いています。
2017/10/13 10:17 500km/秒台の高速太陽風が続き、磁気圏の活動も高まっています。
2017/10/14 09:51 太陽風の速度は700km/秒に高まっています。磁気圏の活動も激しくなっています。
2017/10/15 15:43 高速の太陽風が続き、磁気圏も活動的です。(ネットワーク障害で繋がらなくなっていました)
2017/10/16 12:20 高速太陽風は続いていますが、速度は530km/秒に下がっています。
最新のニュース

2017/10/17 12:47 更新
高速太陽風は終わりに近づいています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

ロシア・ムルマンスクの福島留美さんより、
9月にムルマンスク州で撮影されたオーロラの写真をいただきました。

初めの2枚は、Xフレアに伴う太陽風の乱れが吹き荒れていた頃の撮影、
次の3枚は、コロナホールによる高速太陽風の影響で
オーロラが強まっていた頃の写真です。

9月は全体的に活発だったため、
福島さんの手許にはものすごい枚数のオーロラ写真が集まったそうです。
その中の厳選5枚をご覧下さい。
撮影者の名前に付け加えている説明は、福島さんからのひと言コメントです。

それぞれ撮影者が異なるので、色合いや雰囲気の違いがいつも楽しみです。
4枚目は、雲海の上にオーロラが輝いています。
背景の星に目を向けると、右端に夏の星座のいるか座があり、
中央に秋の星座たちを挟んで、左端に冬の星座のおうし座が見えています。
5枚目は、人と組み合わせた撮影が見事ですね。
空の広さと比較することができるので、景色として実感が湧きます。
きれいな写真たちをありがとうございます。



太陽風は、昨日一杯は540km/秒で安定していましたが、
今朝早くから下がり始め、現在は480km/秒と、
500km/秒台を割っています。
高速太陽風は、終わりに近づいているようです。

太陽風の磁場強度も、4nTから3nTへ更に下がっています。
磁場の南北成分は、振れ幅が小さくなっています。
変化は南北に向いているのですが、
変化が小さいため磁気圏への影響は小さくなり、
AE指数のグラフは、200〜300nTの小さい変化ばかりになっています。
昨日の図では、1000nTが続いていたので、一気に小さくなった印象です。

SDO衛星AIA193では、北半球のコロナホールは西に過ぎていますが、
南半球のコロナホールが太陽の中心線に近づいています。
この領域は、前周期は特に影響が見られなかったのですが、
今回はどうでしょうか。
3〜4日後の太陽風に注目してください。


太陽は、黒点はなく穏やかです。




9月8日に、ロシア・ムルマンスク州で撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、アレクサンドル・ステパーネンコ氏(常連さんその1)


9月8日に、ロシア・ムルマンスク州で撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、オクサーナ・クジコーワ女史


9月24日に、ロシア・ムルマンスク州テリベルカ村で撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、オリガ・ラケーエワ女史


9月28日に、ロシア・ムルマンスク州アパチット市で撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、ヴァレンチン・ジガーノフ氏(常連さんその2)


9月28日に、ロシア・ムルマンスク州アパチット市で撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、ヴィタリー・イストミン氏(Jロックとサイクリングが好きな方)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。