宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:47)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/31 --- ---
10/30 --- ---
10/29 --- ---

黒点 10/31 (NOAA)
磁場 フレア
2685 1 α ---
2686 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:33 273 -1.2
-2 h 283 -1.2
-4 h 292 -1.6
-6 h 295 -1.8
-8 h 295 -1.3
-10 h 300 -0.5
-12 h 302 -0.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -8 -/ -
-2 h -3 -/ -
-4 h 1 -/ -
-6 h 5 -/ -
-8 h -3 -/ -
-10 h -3 -/ -
-12 h -1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^3
10/31 0.4 5x10^3
10/30 0.5 5x10^3
10/29 0.4 4x10^3
10/28 0.4 4x10^3
10/27 0.6 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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太陽風 7日 (ACE)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/10/26 12:26 高速の太陽風は続いていますが、速度は少し下がっています。
2017/10/27 12:45 太陽風の速度は低下が続いています。マックホルツ彗星が太陽に近づいています。
2017/10/28 12:05 太陽風は平均的な速度に戻り、磁気圏も穏やかです。彗星が太陽の横を通過しています。
2017/10/29 14:15 太陽風は低速になり、磁気圏も穏やかです。彗星が去りつつあります。
2017/10/30 12:21 太陽風の速度は310km/秒へ下がっています。アイスランドのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2017/10/31 12:47 更新
太陽風は更に低速になっています。2685黒点群が消えた様です。

担当 篠原

SOHO衛星のLASCO C3カメラに見えていたマックホルツ彗星は、
太陽の向こう側で観測をしている
STEREO Ahead衛星のCOR2カメラでも撮影されていました。
10月26日から28日にかけての動画を掲載します。

STEREO Ahead衛星から見ると、
彗星は太陽の向こう側を通過したようです。



太陽風は、280km/秒に速度が下がり、
かなり低速の状態になっています。
磁場強度も、2nTに下がっています。

磁場の南北成分は、南寄りの傾向になっていますが、
振れ幅は -1〜 -2nTと小さく、速度も遅いため、
磁気圏への影響は弱く、
AE指数のグラフは変化のない状態が続いています。

SDO衛星AIA193の太陽写真では、
コロナホールは更に西に進み、
明日くらいに地球へ影響が及び始める
目安の位置に達しそうです。
実際に変化が始まるのは遅れるかもしれません。
今後の太陽風の推移に注目して下さい。


太陽は、2685黒点群が消えて、
2686黒点群だけになっています。
その2686群も掲載の写真ではかろうじて見える程度で、
このまま消えていくかもしれません。


見えなくなった2685黒点群は、
7月5日に2665群として太陽の東端に姿を現し、
そのまま太陽を一周して、8月1日に2670群として再び太陽の東端に現れ、
次の一周では、8月28日に2673群として出現し、
西に没する前にX9.3などの激しいフレアを連発しました。
そして、太陽の向こう側を回って、9月24日に2682群として現れ、
今回、10月21日に2685群として5回目の出現を果たしましたが、
西の端には届かず、途中で消えてしまいました。




STEREO Ahead衛星COR2カメラによる、太陽を通過するマックホルツ彗星。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。