宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:38)
今日、C8.9の小規模フレアが発生しました。
また、X1.0の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/ 4 09:24 C4.2
08:50 C4.3
05:46 C8.9
02:58 C5.0
00:05 C4.4
7/ 3 23:42 C3.5
21:30 C4.6
20:55 C3.7
16:45 C3.2
15:45 M1.3
15:13 C3.0
07:58 X1.0
07:04 C5.7
06:23 C7.3
7/ 2 17:45 C8.8
17:11 C6.5
11:46 C4.1
11:30 M2.0
07:12 M1.1
04:08 C4.0
00:55 C3.0

黒点  7/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
3354 25 βγδ X1
3356 2 β ---
3357 6 β ---
3358 14 β M1
3359 8 β M2
3360 2 α C9

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:36 378 -1.0
-2 h 375 +0.4
-4 h 360 +1.2
-6 h 361 +0.9
-8 h 390 -1.4
-10 h 391 -2.4
-12 h 379 -2.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
14:30 2 -/ -
-2 h 10 -/ -
-4 h 6 -/ -
-6 h 10 -/ -
-8 h 7 -/ -
-10 h 6 -/ -
-12 h 7 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^3
7/ 4 0.3 4x10^3
7/ 3 0.4 5x10^3
7/ 2 0.4 4x10^3
7/ 1 0.3 4x10^3
6/30 0.4 8x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 6/29 12:11 太陽風は平均的な状態です。3354黒点群は大きい姿を保っています。
2023/ 6/30 12:54 太陽風はやや高速で、磁気圏の活動が強まりました。M3.8の中規模フレアが発生しました。
2023/ 7/ 1 12:55 太陽風は高速になっています。磁気圏は穏やかです。
2023/ 7/ 2 13:10 M1.1とM2.0の中規模フレアが発生しました。磁気圏は穏やかです。
2023/ 7/ 3 12:57 X1.0の大規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
最新のニュース

2023/ 7/ 4 14:38 更新
太陽風はやや低速です。6月の黒点相対数は 163.4 でした。

担当 篠原

WDC-SILSOより、2023年6月の黒点相対数は 163.4 と発表されました。
2023年1月の143.6を超えて、
現在の第25期の最高値を更新しました。

前の周期の第24期の最高値である
2014年2月の146.1も超えていて、
1枚目の図では、唯一150の線を超えています。
この値に達したのは第23期の2002年9月の187.9以来で、21年ぶりです。
2枚目の図で見つけて下さい。

6月は1日値でも高まりが大きく、
6月20〜25日にかけて6日連続で200以上の日が続き、
6月22日には240まで高まりました。
これらの数字もなかなかのもので、
200以上の日がこれだけ続いたのは、
2002年9月1〜8日以来と21年ぶり。
1日値が240に達したのは、
2003年10月30日の250以来で、22年ぶりです。

この2003年10月30日というのは、
宇宙天気ニュースを始めるきっかけになった
巨大フレアが発生した時の太陽です。
ただし、黒点の見え方は随分違っていて(4枚目の図)、
2003年10月の太陽では巨大な黒点が南北に現れていて、
南側の486黒点群で、
この前日の10月28日にX17.2のフレアが発生したのです。



現在の太陽は、南東側(左下)の3358黒点群で
M1.3の中規模フレアやC5.0などの小規模フレアが発生し、
北東側(左上)の3360群で、
C8.9の小規模フレアが発生するなど、
東側が少しにぎやかになっています。

この後も活動は続くでしょうか。


太陽風は、速度が380km/秒へ少し下がり、
やや低速になっています。
磁場強度は6nTと平均的な状態です。

磁気圏は穏やかで、
AE指数は目立った変化は発生していません。




太陽黒点相対数の長期変化。6月の黒点相対数は 163.4 でした。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


1975年以降の太陽黒点相対数の長期変化。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


6月の太陽黒点の推移。SDO衛星。
(c) SDO衛星 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2023年6月22日と2003年10月29日の太陽の画像。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、SOHO衛星 (ESA & NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。