宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:53)
今日、C8.0の小規模フレアが発生しました。
また、M6.9の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/13 12:22 C5.0
11:45 C5.2
11:05 C5.5
09:33 C8.0
08:03 C7.0
07:42 C6.4
04:33 C4.9
02:29 C3.6
00:01 C4.7
7/12 19:23 C9.1
19:07 C5.4
17:48 M6.9
17:26 C5.9
15:13 C5.6
14:09 M1.3
13:35 M1.3
12:28 C7.6
11:37 C7.6
11:13 C8.7
09:24 M1.4
08:33 M1.2
07:08 M5.8
04:24 M1.0
02:53 M6.8
00:58 M1.1
7/11 23:22 M2.0
22:21 C7.6
21:52 C6.5
20:15 C4.5
18:19 C4.8
17:30 C4.6
15:48 C5.1
14:00 C6.7
12:58 C5.6
11:33 C3.8
11:09 C8.0
10:20 C3.8
07:06 M1.4
04:18 C5.3
03:23 C4.0

黒点  7/13 (NOAA)
磁場 フレア
3360 1 α ---
3361 13 βγ M1
3362 1 α ---
3363 24 βδ C6
3364 5 β ---
3366 1 α M1
3367 18 β ---
3368 11 β M7
3369 2 α ---
3370 8 β ---
3371 2 α ---
3372 13 β M7

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:23 299 +0.0
-2 h 305 +5.1
-4 h 288 +6.1
-6 h 303 -2.4
-8 h 316 -3.2
-10 h 314 -1.7
-12 h - -

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 30 -/ -
-2 h 17 -/ -
-4 h 11 -/ -
-6 h 2 -/ -
-8 h 5 -/ -
-10 h 3 -/ -
-12 h 6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 5x10^2
7/13 0.3 1x10^3
7/12 0.3 2x10^3
7/11 1.2 1x10^3
7/10 0.6 1x10^3
7/ 9 0.3 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 7/ 8 13:59 太陽風磁場が南向きになり、磁気圏の活動が強まりました。
2023/ 7/ 9 13:08 太陽風は平均的な状態で、磁気圏は穏やかです。
2023/ 7/10 14:15 M2.3の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速になっています。
2023/ 7/11 13:19 CMEが発生しています。太陽風はより低速になっています。
2023/ 7/12 16:52 太陽でMクラスフレアの発生が続いています。太陽風は低速です。
最新のニュース

2023/ 7/13 12:53 更新
太陽風はより低速になっています。M6.9の中規模フレアが発生しました。

担当 篠原

NOAA/SWPCの太陽風の予報によると、
昨日紹介したフィラメント噴出によるCME(コロナ質量放出)の
太陽風の乱れは、明後日、15日10時(世界時15日1時)頃に
到来する可能性があるとのことです。

速度の変化は小幅になりそうですが、
磁場が強まって南向きに大きく変化すると、
磁気圏の活動は活発になります。

また、11日のニュースで紹介したCMEによる太陽風の乱れが、
これからやって来るかもしれません。
変化は小規模だと思いますが、注目してください。

現在の太陽風は、
速度が320km/秒から300km/秒へ下がり、
より低速になっています。
磁場強度は、7nTから5nTへ下がって、平均的な状態です。

磁場の南北成分は、
グラフの前半は南寄り、後半は北寄りと傾向が変わっています。
速度が下がっているので、磁気圏は基本的に穏やかですが、
AE指数は、途中までは小幅の変化が続き、
後半は変化がなくなっています。


太陽の北東の端(左上)の3372黒点群では、
昨夕、12日18時(世界時12日9時)に、
M6.9の中規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。

このフレア以降は活動が落ち着いていて、
X線グラフの変化は少なくなっています。

黒点は大きい状態ですので、引き続き注目してください。




12日朝のCMEによる乱れは、15日に到来する可能性があります。
(c) NOAA/SWPC


3372黒点群で発生したM6.9の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3372黒点群の拡大写真。
(c) SDO衛星HMII (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。