宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:08)
今日、C5.7の小規模フレアが発生しました。
また、M4.0の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/ 9 08:39 C5.7
06:14 C2.3
7/ 8 20:12 C3.3
10:30 C4.2
03:15 C2.7
7/ 7 16:26 C4.2
15:21 M4.0
08:43 C2.7

黒点  7/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
3355 1 α ---
3358 31 α ---
3359 8 β M4
3360 1 α ---
3361 21 βδ C6
3362 2 α ---
3363 2 β C2
3364 1 α C2
3365 2 β ---
3366 11 β C6
3367 7 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:55 386 +3.9
-2 h 390 +4.0
-4 h 405 +4.8
-6 h 426 +3.8
-8 h 425 +1.3
-10 h 418 +2.6
-12 h 411 +1.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 3 -/ -
-2 h 4 -/ -
-4 h 4 -/ -
-6 h 3 -/ -
-8 h 8 -/ -
-10 h 8 -/ -
-12 h 2 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 7x10^2
7/ 9 0.3 2x10^3
7/ 8 0.3 2x10^3
7/ 7 0.3 9x10^2
7/ 6 0.3 6x10^3
7/ 5 0.3 6x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
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衛星陽子 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 7/ 4 14:38 太陽風はやや低速です。6月の黒点相対数は 163.4 でした。
2023/ 7/ 5 17:01 太陽風は低速になっています。磁気圏も穏やかです。
2023/ 7/ 6 12:20 太陽風は平均的な速度に戻っています。磁気圏は穏やかです。
2023/ 7/ 7 14:25 太陽風はやや高速になり、磁気圏の活動もやや強まっています。
2023/ 7/ 8 13:59 太陽風磁場が南向きになり、磁気圏の活動が強まりました。
最新のニュース

2023/ 7/ 9 13:08 更新
太陽風は平均的な状態で、磁気圏は穏やかです。

担当 篠原

太陽風の速度は、
昨夕に460km/秒から410km/秒へ一段下がり、
現在は390km/秒と更に少し下がっています。
全体としては、平均的な状態での変化です。
磁場強度は、5〜6nTとこちらも平均的な状態です。

磁場の南北成分は、
グラフの途中から北寄りになっています。
磁気圏は穏やかな状態で、
AE指数は変化が見られなくなっています。

SDO衛星AIA193では、
コロナホールが南西側(右下)に進んでいます。
これから、この領域の影響はどうなるでしょうか。


太陽は、中心部北西側(右上)の3361黒点群と
南西側(右下)の3366群で、
C2〜5の小規模フレアが数回発生しています。
この後、活動の規模が大きくなる様であれば
注意が必要になるでしょう。

今朝、9日5時(世界時8日20時)頃に、
太陽の右上へ噴出するCME(コロナ質量放出)が発生しました。
昨日と同じく、太陽の向こう側の現象の様です。

これらの現象が10日ほど早く発生していたら、
太陽風の乱れが地球に到来していたのではないでしょうか。

太陽の南東(左下)の3363群の黒点は、
大きい姿を保っています。





太陽の右上に広がるCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3363黒点群の拡大写真。
(c) SDO衛星 (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。