宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:11)
今日、M3.1の中規模フレアが発生しました。
また、M3.8の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/22 13:11 M1.0
12:15 M3.1
7/21 19:47 C2.1
04:44 C9.7
7/20 07:58 C2.9
03:54 C3.2
02:07 M3.8
01:41 C2.9
00:02 C2.8

黒点  7/22 (NOAA)
磁場 フレア
3372 9 β M3
3373 22 βγδ M1
3376 9 β C3
3377 5 β C2
3378 8 β ---
3379 8 β C2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:04 418 -1.5
-2 h 393 -3.1
-4 h 416 +4.7
-6 h 427 -9.3
-8 h 420 +1.8
-10 h 376 -0.6
-12 h 376 +3.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -33 -/ -
-2 h -23 -/ -
-4 h -41 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -8 -/ -
-10 h -6 -/ -
-12 h -5 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 6x10^1
7/22 0.9 1x10^3
7/21 6.4 3x10^3
7/20 19.4 2x10^3
7/19 95.5 2x10^3
7/18 620.0 7x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 7/17 14:31 太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動が一時的に強まりました。
2023/ 7/18 12:47 M5.7の中規模フレアが発生し、CMEが大きく広がっています。
2023/ 7/19 17:29 M1.4、M2.1の中規模フレアが発生しています。太陽風は平均的な状態です。
2023/ 7/20 16:28 太陽風は平均的な状態です。M3.8の中規模フレアが発生しています。
2023/ 7/21 13:31 太陽風の小規模の乱れが到来しました。現在の太陽風は平均的な状態です。
最新のニュース

2023/ 7/22 14:11 更新
太陽風の小規模の乱れが到来しました。M3.1の中規模フレアが発生しました。

担当 篠原

今朝、22日4時半(世界時21日19時半)に、
DSCOVR衛星で太陽風の変化が観測されました。
速度は370km/秒から400km/秒、
磁場強度は5nTから11nTへそれぞれ高まっています。
19日のニュースでお知らせしたCME(コロナ質量放出)
による変化だと思われます。

速度は平均的な状態に高まった程度でしたが、
磁場強度は、その後15nTまで強まり、
南北成分が南向きに変化して、
-15nTに達する強まりが発生しています。
これに関係して、
AE指数では800nTの中規模の変化が発生しています。

太陽風磁場は、現在も8nTと少し強まりが残っていて、
南向きの変化も見られ、
磁気圏はやや活動的な状態が続いている様です。


太陽は、昨日のC9.7以降穏やかな状態が続いていましたが、
22日12時(世界時22日3時)に、
北西(右上)の3372黒点群でM3.1、
続いて、その左下の3373群でM1.0と、
2つの中規模フレアが発生しています。
掲載のX線グラフでは、
右端に近いところに高まりが重なって見えています。

この後の活動は、どのように推移するでしょうか。



3372群で発生したM3.1と3373群で発生したM1.0の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。