宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:31)
今日、M4.0の中規模フレアが発生しました。
また、M2.9の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/17 14:11 C3.9
13:30 C2.9
12:35 C4.4
10:37 C2.7
09:01 C2.6
05:32 C3.5
03:59 C6.2
02:37 M4.0
02:10 C5.7
00:01 M1.7
7/16 19:26 C2.9
17:21 M1.0
10:03 C2.5
09:41 C2.5
08:07 C3.4
04:55 C8.8
00:58 C3.4
7/15 19:04 M2.2
18:48 M1.0
17:18 C4.6
15:43 M2.9
15:01 C2.4
09:07 C6.1
05:14 C3.1
04:36 C3.7
03:30 C8.8

黒点  7/17 (NOAA)
磁場 フレア
3363 9 βδ M4
3371 1 α ---
3372 18 βγδ M2
3373 20 β C4
3374 1 α C2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:26 448 -1.8
-2 h 439 +4.7
-4 h 477 +1.7
-6 h 465 -1.0
-8 h 425 -10.1
-10 h 426 -6.7
-12 h 355 -1.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -16 -/ -
-2 h -15 -/ -
-4 h -26 -/ -
-6 h -22 -/ -
-8 h 2 -/ -
-10 h -1 -/ -
-12 h -2 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 1.5 2x10^1
7/17 3.1 1x10^2
7/16 18.0 2x10^2
7/15 0.4 2x10^2
7/14 0.4 2x10^3
7/13 0.3 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 7/12 16:52 太陽でMクラスフレアの発生が続いています。太陽風は低速です。
2023/ 7/13 12:53 太陽風はより低速になっています。M6.9の中規模フレアが発生しました。
2023/ 7/14 13:31 太陽風は低速の状態ですが、磁場が南向きに強まっています。
2023/ 7/15 13:47 太陽風の小規模の乱れが到来しました。太陽風はやや低速です。
2023/ 7/16 08:05 太陽風は平均的な状態で、磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2023/ 7/17 14:31 更新
太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動が一時的に強まりました。

担当 篠原

今日未明、17日3時半(世界時16日18時半)に、
太陽風の速度が350km/秒から450km/秒へ、
磁場強度が7nTから13nTへ、
それぞれ急に強まる変化が発生しました。

予想よりも1日ほど早くなりましたが、
15日のニュースでお知らせした、
15日未明に発生したフィラメント噴出による
太陽風の乱れが到来した様です。

乱れの到来後、磁場の南北成分が南向きに強まり、
-10nT前後の状態が4時間近く続きました。
この影響で磁気圏の活動が強まり、
AE指数は1300nTに達する大きい変化が発生しています。

磁場の南北成分は、今朝以降は北向きに傾向が変わり、
それとともに磁気圏は穏やかになり、
AE指数の変化も小さくなっています。

現在の太陽風は、速度は440km/秒と平均的な状態で、
磁場強度は8nTと少し強まった状態です。


太陽ではCME(コロナ質量放出)が次々に発生していて、
SOHO衛星LASCO C2の画像がにぎやかになっています。
昨日の昼以降の様子を動画で紹介します。

右寄りに激しく噴出しているCMEたちは、
太陽の向こう側で発生した現象です。
このため、地球への影響はありません。

16日18時(世界時16日9時)と
17日3時(世界時16日18時)に、
右下寄りに噴出しているCMEは、
3363黒点群で発生した
C4.7とM4.0のフレアに伴って発生しています。
GOES衛星SUVI 304によるフレアの動画を掲載します。

地球に対して斜めの噴出なので、
影響は来ないのではないでしょうか。



この1日間で発生が続いているCMEの様子。
(c) SOHO衛星LASCO C2 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3363黒点群で発生したC4.7の小規模フレア。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3363黒点群で発生したM4.0の中規模フレア。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。