宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:10)
昨日、C2.3の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/14 --- ---
10/13 13:31 C1.5
02:46 C2.3
10/12 13:51 M1.1
13:28 C5.2
12:09 C9.7
07:04 C6.6
04:42 C3.4

黒点 10/14 (NOAA)
磁場 フレア
3460 9 βγ M1
3462 2 α ---
3463 6 β ---
3464 8 β C2
3465 3 α C1
3466 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:06 513 +1.8
-2 h 519 +1.7
-4 h 502 +3.5
-6 h 422 +3.9
-8 h 453 +8.3
-10 h 465 +9.6
-12 h 410 +12.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
05:30 14 -/ -
-2 h 8 -/ -
-4 h 10 -/ -
-6 h 17 -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
10/14 0.4 2x10^2
10/13 0.3 5x10^2
10/12 0.3 3x10^2
10/11 0.3 3x10^2
10/10 0.3 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/10/ 9 13:51 太陽風は低速の状態が続き、磁気圏も概ね静穏です。
2023/10/10 12:24 低速の太陽風が続いています。M1.6の中規模フレアが発生しました。
2023/10/11 13:21 太陽風はさらに低速になっています。磁気圏も穏やかです。
2023/10/12 12:21 太陽風は低速の状態が続いています.磁気圏も静穏です。
2023/10/13 13:58 太陽風は低速の状態が続き、磁気圏も穏やかに推移しています。
最新のニュース

2023/10/14 13:10 更新
太陽風は高速になっています。磁気圏は穏やかです。

担当 篠原

昨日のニュースの頃に始まっていた太陽風磁場の強まりは、
夕方にかけてさらに強まり、
ACE衛星では13日17時(世界時13日8時)頃に
20nTを超えるほどになりました。

この状態が4時間ほど続いて、その後、磁場は次第に弱まり、
現在は2nTと弱い状態まで下がっています。

一方、350km/秒と低速だった太陽風の速度は、
20nTに達した磁場が弱まり始めた頃から上昇を始め、
今朝、14日7時(世界時13日22時)に500km/秒台まで上がって、
高速の状態に達しています。
現在は520km/秒付近です。

SDO衛星AIA193では、
コロナホールは西の端まで進んでしまいましたが、
この領域の影響が遅めでやって来たのでしょうか。
2〜4日前くらいの太陽では、目立った変化は発生していないので、
CME(コロナ質量放出)に関係する速度の高まりではないように思います。

この後、速度の高まりがどのくらい続くでしょうか。
注目して下さい。

太陽風磁場の南北成分は、
主に北向きで推移していて、
一時的な南向きの変化が時々発生しています。
このため磁気圏は基本的には穏やかで、
AE指数は、500nTの変化が一時的に発生する程度です。


太陽は、C1台の小さいフレアが発生する程度で、
穏やかな状態で推移しています。

X線グラフは、全体の強度も次第に下がっています。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。