宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:18)
今日、M8.2の中規模フレアが発生しました。
また、M3.4の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風が非常に高速です。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/31 08:33 M8.2
02:59 M1.6
5/30 19:45 C3.6
15:00 M3.4
5/29 11:52 C7.0
01:23 C3.0

黒点  5/31 (NOAA)
磁場 フレア
4092 1 α ---
4096 1 α ---
4099 13 βγδ C3
4100 26 βγ M8
4101 3 β C2
4104 3 β M2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:06 694 +1.9
-2 h 676 -1.0
-4 h 744 -2.2
-6 h 730 -3.3
-8 h 710 +0.6
-10 h 739 -1.3
-12 h 747 -0.6

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -29 -/ -
-2 h -27 -/ -
-4 h -32 -/ -
-6 h -41 -/ -
-8 h -40 -/ -
-10 h -32 -/ -
-12 h -29 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^3
5/31 0.5 1x10^4
5/30 0.3 3x10^3
5/29 0.3 9x10^2
5/28 0.3 1x10^3
5/27 0.3 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 5/26 12:32 M8.9の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2025/ 5/27 13:17 M2.9とM1.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な速度です。
2025/ 5/28 12:39 太陽風の速度が600km/秒に高まっています。磁気圏の活動も強まっています。
2025/ 5/29 12:48 太陽風の速度は一旦下がって、再び630km/秒に高まっています。磁気圏も活動的です。
2025/ 5/30 13:02 太陽風の速度は700km/秒に高まっています。磁気圏の活動も強まっています。
最新のニュース

2025/ 5/31 14:18 更新
M8.1の中規模フレアが発生しました。CMEが発生して、太陽風の乱れが地球に向かっています。

担当 篠原

今朝、31日8時半(世界時30日23時半)に、
太陽の中心付近の4100黒点群で、
M8.1と大きめの中規模フレアが発生しました。

昨日のニュースで、
4100群の活動は小さい状態だと書きましたが、
直後の30日15時(世界時30日6時)に
M3.4の中規模フレアが発生していて、
それに続く、規模の大きい活動になりました。

X線グラフで2つのフレアの間で発生している
M1.6の中規模フレアは、
北東(左上)の4104群で発生しています。

SDO衛星AIA131と193の動画を掲載します。
コロナのガスが大きく動く変化が見えています。
SOHO衛星LASCO C3やSTEREO Ahead衛星COR2によると、
CME(コロナ質量放出)が大きく広がっています。

残念なことに、現時点ではCMEが発生した頃の画像が欠けていて、
LASCO C2の画像はなく、
COR2もある程度飛び出した後の様子しか見えていません。

LASCO C3では、
CMEは太陽を丸く囲むように広がるハロー型になっていて、
太陽風の乱れは地球へ向かっています。
到来まで2日くらいかかると考えると、
明後日、6月2日頃でしょうか。

NOAA/SWPCの太陽風予報では、
到来時刻はどのくらいに予想されるでしょうか。
注目して下さい。

太陽風の激しい乱れが到来すると、
激しい磁気圏活動が発生する可能性があります。
現在の高速太陽風と重なる様な変化になるのか、
推移に注目して下さい。


太陽風の速度は、
700〜750km/秒とかなり高まった状態が続いています。
磁場強度は、6〜7nTで安定しています。

磁気圏は活動的な状態が続いていて、
AE指数は、500〜1000nT程度の中規模の変化が
連続的に発生しています。



4100黒点群で発生したM8.1の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


4100黒点群で発生したM8.1の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA193 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽を丸く囲むように広がるハロー型のCMEが発生しました。
(c) SOHO衛星LASCO C2 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


地球よりも40度ほど右側から太陽を観測しているSTEREO Ahead衛星によるCME。
(c) STEREO Ahead衛星COR2 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


M8.1フレアが発生した4100黒点群の拡大写真。
(c) SDO衛星HMII (NASA)、(画像加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。