宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2025/ 6/ 8 11:58 更新 太陽風磁場が強まり、南向きに変化して磁気圏の活動を強めました。 担当 篠原 太陽風の速度は、 400km/秒から430km/秒へゆっくり上がった程度で、 平均的な状態が続いています。 磁場強度は、10nTと強まった状態から、 12nT、15nTとさらに上がっています。 グラフの最後は少し下がりかけているので、 以降は次第に低下するかもしれません。 磁場の南北成分は、南北にゆっくりと切り替わっています。 磁場が強まっているため変化も大きく、 -10nT程度の強い南向きが発生しています。 磁気圏の活動も強まって、 AE指数は、磁場が南を向いた時間帯に変化が大きくなり、 1000nTに達する大きい活動も発生しています。 グラフの後半では、磁場は北向きになっています。 このため、AE指数も最後は変化がなくなっていて、 現在の磁気圏は穏やかです。 SDO衛星AIA193では、太陽の中心部にコロナホールはなく、 太陽風は、基本的には穏やかに推移しそうです。 27日前の前周期の太陽では、 この後、太陽の南東側(左下)から 広がりの大きいコロナホールが現れていました。 今回も同じ様な領域が現れるでしょうか。 注目して下さい。 太陽は、X線グラフの変化は少なくなり、 C1〜3の小さい小規模フレアが数回発生した程度と 穏やかになっています。 ![]() SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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