宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:24)
今日、C1.9の小規模フレアが発生しました。
また、M3.3の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/ 4 06:37 C1.9
6/ 3 21:52 M1.4
13:16 C2.7
11:01 C2.2
06:34 M1.1
05:40 C9.2
6/ 2 20:03 M3.3
01:18 C3.8

黒点  6/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
4099 13 β C2
4100 24 βγ M3
4101 1 α ---
4104 2 α ---
4105 5 β M1

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 542 -2.1
-2 h 552 +3.8
-4 h 550 +3.1
-6 h 552 +3.5
-8 h 561 +2.3
-10 h 575 +2.6
-12 h 583 -0.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -25 -/ -
-2 h -39 -/ -
-4 h -53 -/ -
-6 h -60 -/ -
-8 h -60 -/ -
-10 h -67 -/ -
-12 h -83 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.7 7x10^2
6/ 4 1.5 2x10^3
6/ 3 3.7 7x10^3
6/ 2 52.4 1x10^3
6/ 1 666.0 2x10^4
5/31 6.2 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 5/30 13:02 太陽風の速度は700km/秒に高まっています。磁気圏の活動も強まっています。
2025/ 5/31 14:18 M8.1の中規模フレアが発生しました。CMEが発生して、太陽風の乱れが地球に向かっています。
2025/ 6/ 1 11:58 M8.1フレアのCMEによる太陽風の乱れは、1日の深夜に到来する可能性があります。
2025/ 6/ 2 11:20 1050km/秒と非常に高速の太陽風が到来し、磁気圏活動も激しくなりました。山口県萩市の低緯度オーロラをどうぞ。
2025/ 6/ 3 13:09 太陽風は600km/秒と高速の状態です。磁場が南向きに強まって、磁気圏活動が活発になっています。
最新のニュース

2025/ 6/ 4 12:24 更新
高速の太陽風は続いていますが、磁気圏は穏やかになっています。

担当 篠原

太陽風の速度は、
600km/秒から550km/秒に少し下がっていますが、
高速の状態は続いています。
磁場強度は、10nTから5nTへ下がって、
平均的な状態に戻っています。

活発な磁気圏活動をもたらしていた
太陽風磁場の南向きの変化は、
グラフの初めは-10nTと強く南を向いていますが、
次第に変化が小さくなり、
グラフの中ほどの4日1時(世界時3日16時)頃に
北向きに切り替わりました。

このため、磁気圏活動の高まりもここまでとなって、
AE指数のグラフは、
途中までは1000nTに達する大きい変化が続いていますが、
後半は変化が小さくなって、磁気圏は穏やかになっています。

Dst指数も同様で、
昨夜遅く、3日23時(世界時3日14時)頃までは
-100nT程度の強まりが続いていましたが、
その後は変化が小さくなって、通常の値にほぼ戻っています。

太陽風は高速の状態が続いています。
SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
南半球側にコロナホールが見えています。
この後、この領域の影響がやって来るかもしれません。


太陽は、南東の端(左下)に現れた4105黒点群で、
M1.4の中規模フレアが発生しています。
その他は、Cクラスの小さいフレアだけですが、
この後の活動はどうなるでしょうか。




Dst指数は、昨夜までは-100nTの強まりが続きましたが、その後は変化が小さくなっています。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。