宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2025/ 6/ 4 12:24 更新 高速の太陽風は続いていますが、磁気圏は穏やかになっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、 600km/秒から550km/秒に少し下がっていますが、 高速の状態は続いています。 磁場強度は、10nTから5nTへ下がって、 平均的な状態に戻っています。 活発な磁気圏活動をもたらしていた 太陽風磁場の南向きの変化は、 グラフの初めは-10nTと強く南を向いていますが、 次第に変化が小さくなり、 グラフの中ほどの4日1時(世界時3日16時)頃に 北向きに切り替わりました。 このため、磁気圏活動の高まりもここまでとなって、 AE指数のグラフは、 途中までは1000nTに達する大きい変化が続いていますが、 後半は変化が小さくなって、磁気圏は穏やかになっています。 Dst指数も同様で、 昨夜遅く、3日23時(世界時3日14時)頃までは -100nT程度の強まりが続いていましたが、 その後は変化が小さくなって、通常の値にほぼ戻っています。 太陽風は高速の状態が続いています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、 南半球側にコロナホールが見えています。 この後、この領域の影響がやって来るかもしれません。 太陽は、南東の端(左下)に現れた4105黒点群で、 M1.4の中規模フレアが発生しています。 その他は、Cクラスの小さいフレアだけですが、 この後の活動はどうなるでしょうか。 ![]() Dst指数は、昨夜までは-100nTの強まりが続きましたが、その後は変化が小さくなっています。 (c) 京都大学WDC ![]() SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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