宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:09)
今日、M1.1の中規模フレアが発生しました。
また、M3.3の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風南向き磁場が非常に強まっています。
磁気嵐が発達しています。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/ 3 11:01 C2.2
06:34 M1.1
05:40 C9.2
6/ 2 20:03 M3.3
01:18 C3.8
6/ 1 23:34 C8.9
09:13 C4.0
07:30 C2.2
06:54 C2.2
04:00 C4.8
01:22 C5.1
00:40 M2.9

黒点  6/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
4096 1 α ---
4099 15 β C4
4100 31 βγ M3
4101 2 α ---
4104 4 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:06 615 -10.2
-2 h 622 -4.1
-4 h 621 -3.6
-6 h 630 -9.4
-8 h 586 -4.4
-10 h 591 -8.6
-12 h 643 -6.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -93 -/ -
-2 h -76 -/ -
-4 h -94 -/ -
-6 h -79 -/ -
-8 h -86 -/ -
-10 h -98 -/ -
-12 h -105 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 2.7 3x10^3
6/ 3 3.7 7x10^3
6/ 2 52.4 1x10^3
6/ 1 666.0 2x10^4
5/31 6.2 1x10^4
5/30 0.3 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 5/29 12:48 太陽風の速度は一旦下がって、再び630km/秒に高まっています。磁気圏も活動的です。
2025/ 5/30 13:02 太陽風の速度は700km/秒に高まっています。磁気圏の活動も強まっています。
2025/ 5/31 14:18 M8.1の中規模フレアが発生しました。CMEが発生して、太陽風の乱れが地球に向かっています。
2025/ 6/ 1 11:58 M8.1フレアのCMEによる太陽風の乱れは、1日の深夜に到来する可能性があります。
2025/ 6/ 2 11:20 1050km/秒と非常に高速の太陽風が到来し、磁気圏活動も激しくなりました。山口県萩市の低緯度オーロラをどうぞ。
最新のニュース

2025/ 6/ 3 13:09 更新
太陽風は600km/秒と高速の状態です。磁場が南向きに強まって、磁気圏活動が活発になっています。

担当 篠原

昨日の昼以降、太陽風磁場の南北成分が南向きに強まり、
磁気圏は活発な状態が続いています。

速度は、800km/秒から次第に低下して、
今日未明には600km/秒まで下がりましたが、
現在も600km/秒台で推移しています。
勢いはだいぶ下がりましたが、高速の状態は続いています。

磁場強度は、12nTから10nTに少し下がり、
今朝早くに急な強まりが到来して15nTに上がって、
現在は11nTです。

注目の磁場の南北成分は、
昨日の昼以降、-5〜 -10nTと南向きに強まった状態が
連続的に発生しています。

このため磁気圏の活動は活発に推移していて、
AE指数は、1000〜1700nTと大きい変化が
1日にわたって発生しています。
Dst指数も、1日の強まりの後に一旦値が上がりましたが、
再び低下して、-100nTの変化に達しています。

太陽風速度の高まりと磁場の南向きの強まりは
どこまで続くでしょうか。
引き続き注目してください。


太陽は、北西(右上)に進んだ4100黒点群で、
M3.3とM1.1の中規模フレアが発生しています。

また、M1.1の直前に、
南東の端(左下)の少し向こう側で
C9.2の小規模フレアが発生しました。
可視光写真では、黒点が見え始めています。
どの様な領域でしょうか。




Dst指数は、2日の夜に再び-100nT程度に下がりました。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。