宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2025/ 6/ 9 12:25 更新 太陽風は平均的な速度です。磁場が南寄りになり、磁気圏の活動が強まっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、430km/秒と平均的な状態で推移しています。 グラフの最後で少し上がっていますが、 この後はどうなるでしょうか。 磁場強度は、15nTと強まった状態から少し下がって、 10nT付近で推移しています。 強まった状態は続いています。 磁場の南北成分は、グラフの中程から南寄りになっています。 磁場が強まっていることもあり、 -5nTくらいの南向きが度々発生して、 磁気圏の活動は活発になっています。 AE指数は、グラフの途中から500nT程度の変化が続く様になり、 1000nTを少し超えるくらいの大きい変化が2回発生しています。 SDO衛星AIA193では、 南東の端(左下)にコロナホールが見え始めています。 現在はどの程度の広がりになっているでしょうか。 この後見えてくる領域に注目して下さい。 太陽は、目立ったフレアの発生はなく、 X線グラフは変化の少ない状態です。 SOHO衛星LASCO C2、C3によると、 昨日の午後から夜にかけて、 太陽の左上と右下でCME(コロナ質量放出)が発生しています。 太陽を地球よりも40度ほど右側から観測している STEREO Ahead衛星のCOR2を見ると、 左上のCMEは太陽のこちら側で、 右下のCMEは向こう側で発生した様です。 左上のCMEについては、 SDO衛星AIA193などを見たのですが、 対応が分かるほどの変化は発生していません。 弱い現象による噴出の様です。 ![]() 太陽の左上と右下へそれぞれCMEが噴出している。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) ![]() 太陽を地球よりも40度ほど右側から観測しているSTEREO Ahead衛星によるCMEの様子。 (c) STEREO Ahead衛星COR2 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) ![]() SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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