宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:25)
昨日、C2.8の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/ 9 --- ---
6/ 8 13:22 C1.9
03:37 C2.8
6/ 7 20:52 C3.5
17:33 C1.7
10:03 C2.5
04:28 C4.3
01:51 C4.6

黒点  6/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
4105 27 βγ C5
4106 1 α ---
4107 3 β ---
4108 1 α ---
4109 5 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 460 -2.0
-2 h 443 -1.3
-4 h 434 +2.4
-6 h 428 -5.2
-8 h 432 -3.7
-10 h 432 -1.2
-12 h 424 -1.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -35 -/ -
-2 h -33 -/ -
-4 h -45 -/ -
-6 h -29 -/ -
-8 h -17 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h 2 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
6/ 9 0.3 1x10^3
6/ 8 0.3 3x10^3
6/ 7 0.4 9x10^3
6/ 6 0.5 5x10^3
6/ 5 0.7 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 6/ 4 12:24 高速の太陽風は続いていますが、磁気圏は穏やかになっています。
2025/ 6/ 5 09:49 太陽風の速度は700km/秒に高まっています。5月の黒点相対数は 79.2 でした。
2025/ 6/ 6 11:46 高速太陽風は続いていますが、速度は500km/秒へ下がっています。
2025/ 6/ 7 12:29 太陽風は平均的な速度に戻っています。磁気圏は概ね静穏です。
2025/ 6/ 8 11:58 太陽風磁場が強まり、南向きに変化して磁気圏の活動を強めました。
最新のニュース

2025/ 6/ 9 12:25 更新
太陽風は平均的な速度です。磁場が南寄りになり、磁気圏の活動が強まっています。

担当 篠原

太陽風の速度は、430km/秒と平均的な状態で推移しています。
グラフの最後で少し上がっていますが、
この後はどうなるでしょうか。
磁場強度は、15nTと強まった状態から少し下がって、
10nT付近で推移しています。
強まった状態は続いています。

磁場の南北成分は、グラフの中程から南寄りになっています。
磁場が強まっていることもあり、
-5nTくらいの南向きが度々発生して、
磁気圏の活動は活発になっています。
AE指数は、グラフの途中から500nT程度の変化が続く様になり、
1000nTを少し超えるくらいの大きい変化が2回発生しています。

SDO衛星AIA193では、
南東の端(左下)にコロナホールが見え始めています。
現在はどの程度の広がりになっているでしょうか。
この後見えてくる領域に注目して下さい。


太陽は、目立ったフレアの発生はなく、
X線グラフは変化の少ない状態です。

SOHO衛星LASCO C2、C3によると、
昨日の午後から夜にかけて、
太陽の左上と右下でCME(コロナ質量放出)が発生しています。

太陽を地球よりも40度ほど右側から観測している
STEREO Ahead衛星のCOR2を見ると、
左上のCMEは太陽のこちら側で、
右下のCMEは向こう側で発生した様です。

左上のCMEについては、
SDO衛星AIA193などを見たのですが、
対応が分かるほどの変化は発生していません。
弱い現象による噴出の様です。




太陽の左上と右下へそれぞれCMEが噴出している。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽を地球よりも40度ほど右側から観測しているSTEREO Ahead衛星によるCMEの様子。
(c) STEREO Ahead衛星COR2 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。