宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:25)
今日、C2.7の小規模フレアが発生しました。
また、M1.0の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/ 7 08:43 C2.7
7/ 6 19:34 M1.0
17:18 C3.5
13:16 C8.9
03:38 M1.0
03:13 C4.3
01:05 C5.5
00:44 C6.2
7/ 5 19:56 C8.2
19:36 C7.5
12:58 C3.5
12:11 C3.9
08:09 C6.0
07:05 C4.8
06:24 C5.2
04:11 C8.0
03:46 C2.8

黒点  7/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
3355 4 β ---
3357 1 α ---
3358 11 β ---
3359 10 β C6
3360 7 β C9
3361 17 β M1
3362 1 α ---
3363 1 α ---
3364 7 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:14 472 -2.4
-2 h 484 +3.3
-4 h 491 +3.3
-6 h 484 -4.4
-8 h 465 +0.3
-10 h 468 +1.8
-12 h 467 -2.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 11 -/ -
-2 h 8 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 10 -/ -
-8 h 11 -/ -
-10 h 8 -/ -
-12 h 16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
7/ 7 0.3 9x10^2
7/ 6 0.3 6x10^3
7/ 5 0.3 6x10^3
7/ 4 0.3 4x10^3
7/ 3 0.4 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 7/ 2 13:10 M1.1とM2.0の中規模フレアが発生しました。磁気圏は穏やかです。
2023/ 7/ 3 12:57 X1.0の大規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2023/ 7/ 4 14:38 太陽風はやや低速です。6月の黒点相対数は 163.4 でした。
2023/ 7/ 5 17:01 太陽風は低速になっています。磁気圏も穏やかです。
2023/ 7/ 6 12:20 太陽風は平均的な速度に戻っています。磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2023/ 7/ 7 14:25 更新
太陽風はやや高速になり、磁気圏の活動もやや強まっています。

担当 篠原

太陽風の速度は、
昨日のニュースの後に430km/秒から460km/秒へ少し高まり、
今朝からは480km/秒とやや高速になっています。
磁場強度は、10nTと強まった状態が続いています。

太陽の中心部の北側や南側に見えていた
コロナホールの影響が来ているのかもしれません。

磁場の南北成分は、
-5nTくらいの南向きの変化が度々発生しています。
この時に磁気圏の活動も強まっていて、
AE指数は、500〜800nTの中規模の変化が
数時間おきに発生しています。

SDO衛星AIA193では、
南半球のコロナホールが目立っています。
この領域の影響が来るのであれば、
太陽風はある程度の強まりが続きそうです。


太陽は、昨夜、6日19時半(世界時6日10時半)に、
北西の端に沈んだ3354黒点群で
M1.0の中規模フレアが発生しました。
領域全体が見えていれば、
これよりも規模の大きいフレアだったかもしれません。

その後は、中心部南西側(右下)の3359群や
北東側(左上)の3361群で
C2台の小規模フレアが発生した程度で、
X線グラフの変化は少なくなっています。

また、今朝、7日4時(世界時6日19時)頃と
7日6時(世界時6日21時)頃に連続して、
太陽の北東側でフィラメント噴出が発生しています。
(1つめはプロミネンス噴出と言うべきかもしれません)
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。

SOHO衛星LASCO C2、C3では、
太陽の左上に向かって広がるCME(コロナ質量放出)が
観測されています。
地球への影響はなさそうな広がり方に見えます。



太陽の北東側で連続して発生したフィラメント噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の左上側に広がるCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。