宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:31)
今日、M2.1の中規模フレアが発生しました。
また、M6.9の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風南向き磁場が非常に強まっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/14 09:26 C5.8
07:25 C6.9
03:30 M2.1
01:49 C4.7
7/13 22:48 C5.7
21:11 C9.7
20:15 C4.7
18:37 C5.1
17:03 C4.8
14:07 C9.3
12:22 C5.0
11:45 C5.2
11:05 C5.5
09:33 C8.0
08:03 C7.0
07:42 C6.4
04:33 C4.9
02:29 C3.6
00:01 C4.7
7/12 19:23 C9.1
19:07 C5.4
17:48 M6.9
17:26 C5.9
15:13 C5.6
14:09 M1.3
13:35 M1.3
12:28 C7.6
11:37 C7.6
11:13 C8.7
09:24 M1.4
08:33 M1.2
07:08 M5.8
04:24 M1.0
02:53 M6.8
00:58 M1.1

黒点  7/14 (NOAA)
磁場 フレア
3361 5 β M1
3362 1 α ---
3363 20 βδ C6
3364 1 α ---
3367 16 βδ C4
3370 5 β ---
3371 2 α ---
3372 16 β M7

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:25 341 -9.4
-2 h 348 -6.0
-4 h 340 -5.2
-6 h 344 +1.5
-8 h 331 +4.4
-10 h 344 +5.6
-12 h 329 +8.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 0 -/ -
-2 h 9 -/ -
-4 h 28 -/ -
-6 h 28 -/ -
-8 h 27 -/ -
-10 h 37 -/ -
-12 h 31 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 6x10^2
7/14 0.4 2x10^3
7/13 0.3 1x10^3
7/12 0.3 2x10^3
7/11 1.2 1x10^3
7/10 0.6 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
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STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 7/ 9 13:08 太陽風は平均的な状態で、磁気圏は穏やかです。
2023/ 7/10 14:15 M2.3の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速になっています。
2023/ 7/11 13:19 CMEが発生しています。太陽風はより低速になっています。
2023/ 7/12 16:52 太陽でMクラスフレアの発生が続いています。太陽風は低速です。
2023/ 7/13 12:53 太陽風はより低速になっています。M6.9の中規模フレアが発生しました。
最新のニュース

2023/ 7/14 13:31 更新
太陽風は低速の状態ですが、磁場が南向きに強まっています。

担当 篠原

太陽風は、昨夜、13日20時(世界時13日11時)と、
14日1時(世界時13日16時)に、
速度や磁場強度が小規模ですが
急に強まる変化が発生しています。
11日のニュースでお知らせした、
10日の昼に発生したCME(コロナ質量放出)による
変化かもしれません。

速度は300km/秒から350km/秒に高まった程度で、
低速の状態が続いています。
磁場強度は、5nTから10nTへ強まっていて、
南北成分が変化の初めは北向きに強まっていましたが、
次第に南向きに切り替わり、
現在は -10nTまで強まっています。

これにより磁気圏の活動も少し高まっていて、
AE指数は、初めはほとんど変化がありませんでしたが、
最後は700nTの中規模の変化になっています。
もうしばらくこのくらいの変化が続くかもしれません。

昨日紹介した様に、12日朝に発生したCMEの影響が
明日、15日にやって来る可能性があります。
こちらの変化にも注目してください。


太陽の北東(左上)の3372黒点群は、
昨日の午後以降、C9.3、C5.1、C9.7などの
(申し訳ありません。誤って上記の C を M と書いていました)
小規模フレアを起こし、
今朝、14日4時(世界時13日19時)には、
M2.1の中規模フレアを起こしました。
その後は落ち着いている様子ですが、
引き続き注目してください。

太陽の東端(左端)の南北に新しい黒点が現れています。
どの様な活動度の領域でしょうか。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。