宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:47)
今日、C8.8の小規模フレアが発生しました。
また、M2.1の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/15 09:07 C6.1
05:14 C3.1
04:36 C3.7
03:30 C8.8
7/14 22:52 C4.9
22:27 C3.5
20:35 C7.6
18:06 M1.0
09:26 C5.8
07:25 C6.9
03:30 M2.1
01:49 C4.7
7/13 22:48 C5.7
21:11 C9.7
20:15 C4.7
18:37 C5.1
17:03 C4.8
14:07 C9.3
12:22 C5.0
11:45 C5.2
11:05 C5.5
09:33 C8.0
08:03 C7.0
07:42 C6.4
04:33 C4.9
02:29 C3.6
00:01 C4.7

黒点  7/15 (NOAA)
磁場 フレア
3361 1 α C4
3362 1 α ---
3363 16 βδ M1
3367 9 β C4
3370 4 β C9
3371 2 α ---
3372 11 βδ M2
3373 6 β ---
3374 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:34 381 +0.1
-2 h 402 +2.0
-4 h 431 +0.3
-6 h 443 +3.5
-8 h 419 +6.7
-10 h 432 -3.2
-12 h 429 -3.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -4 -/ -
-2 h -1 -/ -
-4 h -9 -/ -
-6 h -21 -/ -
-8 h -18 -/ -
-10 h -15 -/ -
-12 h -2 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
7/15 0.4 2x10^2
7/14 0.4 2x10^3
7/13 0.3 1x10^3
7/12 0.3 2x10^3
7/11 1.2 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 7/10 14:15 M2.3の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速になっています。
2023/ 7/11 13:19 CMEが発生しています。太陽風はより低速になっています。
2023/ 7/12 16:52 太陽でMクラスフレアの発生が続いています。太陽風は低速です。
2023/ 7/13 12:53 太陽風はより低速になっています。M6.9の中規模フレアが発生しました。
2023/ 7/14 13:31 太陽風は低速の状態ですが、磁場が南向きに強まっています。
最新のニュース

2023/ 7/15 13:47 更新
太陽風の小規模の乱れが到来しました。太陽風はやや低速です。

担当 篠原

15日0時半(世界時14日15時半)に、
太陽風の速度が390km/秒から440km/秒へ、
磁場強度は7nTから15nTへ急に上昇する変化が発生しています。
12日朝に発生したCME(コロナ質量放出)による
太陽風の変化が到来した可能性があります。

磁場の南北成分は、
-10nTの南向きの強まりが2時間ほど続いた後、
北向きに強まって、現在は0nT付近と小さくなっています。
このため、磁気圏活動は強まりましたが一時的で、
AE指数は、1000nTに達する変化が発生して、
その後変化は小さくなり、現在は穏やかな状態です。

現在の太陽風は、速度は380km/秒とやや低速です。
磁場強度は11nTと強まった状態が続いています。


太陽では、今日未明、15日3時半(世界時14日18時半)に、
中心部の南側でフィラメント噴出が発生しました。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。
薄暗いガスが右寄りに広がる様子が見えています。

SOHO衛星LASCO C2を見ると、
太陽の右下を中心にガスが淡く広がっています。
発生箇所と広がりの様子から、
太陽風の乱れは地球方向にも向かっている可能性があります。
3日後の18日くらいに
太陽風の小規模の変化が見られるかもしれません。

そして、南西(右下)の3363黒点群で、
M1.0の中規模フレア、
北東(左上)の3372群で、C7.1、C7.5の小規模フレア、
中心部南側の3370群でC8.8の小規模フレア
などが発生しています。
激しくはありませんが、あちこちで活動が続いています。



中心部南側で発生したフィラメント噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


淡いCMEが右下に向かって広がっています。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。