宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:19)
今日、C3.4の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/15 11:33 C2.4
01:22 C3.4
10/14 13:35 C9.9
10/13 13:31 C1.5
02:46 C2.3

黒点 10/15 (NOAA)
磁場 フレア
3460 5 βγ M1
3462 1 α ---
3463 5 β ---
3464 5 β C2
3465 3 α C1
3466 6 β ---
3467 5 β C4

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 453 +1.0
-2 h 457 +0.7
-4 h 467 +1.1
-6 h 482 +0.8
-8 h 487 +0.0
-10 h 503 -0.5
-12 h 479 +3.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 6 -/ -
-2 h 7 -/ -
-4 h 18 -/ -
-6 h 15 -/ -
-8 h 5 -/ -
-10 h 9 -/ -
-12 h 7 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^1
10/15 0.3 2x10^2
10/14 0.4 2x10^2
10/13 0.3 5x10^2
10/12 0.3 3x10^2
10/11 0.3 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/10/10 12:24 低速の太陽風が続いています。M1.6の中規模フレアが発生しました。
2023/10/11 13:21 太陽風はさらに低速になっています。磁気圏も穏やかです。
2023/10/12 12:21 太陽風は低速の状態が続いています.磁気圏も静穏です。
2023/10/13 13:58 太陽風は低速の状態が続き、磁気圏も穏やかに推移しています。
2023/10/14 13:10 太陽風は高速になっています。磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2023/10/15 13:19 更新
太陽風は平均的な速度に戻っています。磁気圏は穏やかです。

担当 篠原

宇宙天気の話題ではありませんが、
今日未明、北米を中心に金環日食が発生しました。
その遙か上空、静止軌道を回っているGOES16衛星では、
部分日食が観測されていました。
普段参照しているSUVI 131、195、304による動画を掲載します。


その太陽では、14日14時(世界時14日5時)に
南西(右下)の3460黒点群でC9.8、
15日1時(世界時15日16時)に
北東の端(左上)の3467群でC3.5の
小規模フレアが発生しています。

目立つ規模のフレアの発生はこの程度です。

一方、太陽の北側(上側)で14日13時(世界時14日4時)頃に
淡いフィラメント噴出が発生しました。
SDO衛星AI304の動画を掲載しますが、
かなり見にくい状態です。

この噴出により、CME(コロナ質量放出)が
太陽の上側に広がっています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。
広がりの様子を見ると、地球への影響はなさそうです。


太陽風は、今日未明にかけて
500km/秒程度の高速風が続きましたが、
その後ゆっくりと下がって、
現在は450km/秒と平均的な状態に戻っています。
磁場強度は3nTとやや弱い状態です。

磁場の南北成分は、0nTか弱い北寄りで推移しています。
磁気圏は全体としては穏やかで、
AE指数は小規模の変化が一時的に発生している程度です。

この後、太陽風は穏やかに推移しそうです。



GOES衛星SUVIカメラで観測された部分日食。
(c) GOES衛星SUVI 131、195、304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の北側で発生した淡いフィラメント噴出。
(c) SDO衛星AIA304、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の上側に向かって広がるCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。