宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:19)
今日、M1.1の中規模フレアが発生しました。
また、X5.0の大規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線がやや強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 3 03:06 M1.1
1/ 2 18:48 C2.5
18:26 C2.9
16:10 C2.0
01:50 C5.7
01:19 C2.6
1/ 1 20:56 M4.7
17:26 M2.3
16:55 C4.7
10:34 C4.1
06:35 X5.0
05:30 C6.6
03:47 M1.0
02:41 C3.8

黒点  1/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
3534 4 β ---
3535 2 α C1
3536 11 βγ X5
3537 2 β C2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:14 395 -2.1
-2 h 405 -3.2
-4 h 413 +3.9
-6 h 413 +2.5
-8 h 422 -0.2
-10 h 412 +3.8
-12 h 398 -2.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
10:30 -9 -/ -
-2 h -6 -/ -
-4 h -7 -/ -
-6 h -8 -/ -
-8 h -10 -/ -
-10 h -12 -/ -
-12 h -4 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 5.5 4x10^1
1/ 3 6.6 2x10^2
1/ 2 4.6 2x10^2
1/ 1 2.1 3x10^2
12/31 0.4 3x10^2
12/30 0.3 5x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/12/29 09:51 太陽風は低速になり、磁気圏も穏やかです。
2023/12/30 10:28 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。1日くらいから速度が高まりそうです。
2023/12/31 11:16 太陽風はより低速になっています。明日くらいから速度が高まる可能性があります。
2024/ 1/ 1 12:16 X5.0の大規模フレアが発生しました。CMEの乱れは地球へ到来する可能性があります。
2024/ 1/ 2 10:21 中規模フレアが2回発生しています。今日の午後以降に太陽風の乱れが到来する可能性があります。
最新のニュース

2024/ 1/ 3 11:19 更新
太陽風は平均的な速度で安定しています。乱れの到来はまだです。

担当 篠原

昨日のニュース以降、太陽風の速度は
400km/秒と平均的な状態が続いています。
CME(コロナ質量放出)による太陽風の乱れは
到来していません。

太陽風の磁場強度は、
10nTと強まった状態から次第に低下して、
グラフの最後は6nTと平均的な値に戻っています。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
注目していたコロナホールは、
西の端近く(右端)まで進んでいます。
この領域の影響は特に見られないままになりそうです。

太陽風磁場の南北成分は、
南北に変化が起きています。
磁気圏ではある程度活動が発生していて、
AE指数は、300〜500nTの小規模の変化が起きたり、
静かになったりしています。

この後、CMEによる太陽風の乱れが到来する可能性があります。
X5.0フレアの発生(1日6時半)から2日と少し過ぎた頃なので、
そろそろやって来るのではないかと思っています。
太陽風の変化、そして磁気圏の乱れに注目して下さい。



太陽は、今日未明、3日3時(世界時2日18時)に、
3536黒点群でM1.1の中規模フレアが発生しています。
目立つ活動はこのくらいです。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。