宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:31)
昨日、C2.1の小規模フレアが発生しています。
太陽風が非常に高速です。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/ 6 --- ---
5/ 5 23:52 C2.1
5/ 4 21:25 C5.4
20:23 C2.4
00:52 C2.1

黒点  5/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
4076 1 α ---
4079 30 βγ C2
4080 2 β ---
4081 4 β C2
4082 5 β C5

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:26 713 -1.3
-2 h 721 -1.0
-4 h 747 -0.3
-6 h 759 +1.5
-8 h 778 +1.6
-10 h 789 -1.8
-12 h 777 +1.6

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
08:30 -38 -/ -
-2 h -33 -/ -
-4 h -29 -/ -
-6 h -32 -/ -
-8 h -31 -/ -
-10 h -30 -/ -
-12 h -25 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^4
5/ 6 0.5 2x10^4
5/ 5 0.6 2x10^4
5/ 4 0.4 9x10^3
5/ 3 0.2 5x10^3
5/ 2 0.2 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 5/ 1 13:42 太陽風の速度は平均的な状態です。M2.0の中規模フレアが発生しました。
2025/ 5/ 2 12:58 太陽風の速度が高まっています。磁気圏の活動も強まっています。
2025/ 5/ 3 09:31 太陽風の速度は630km/秒に高まっています。磁気圏も活動的です。
2025/ 5/ 4 10:09 太陽風の速度は700km/秒台に高まっています。4079黒点群が大きな姿を見せています。
2025/ 5/ 5 10:25 太陽風の速度は700km/秒に再び高まっています。磁気圏も活動的です。
最新のニュース

2025/ 5/ 6 09:31 更新
太陽風の速度は790km/秒に高まりました。高速の状態は続いています。

担当 篠原

700km/秒に高まっていた太陽風の速度は、
昨日の夕方くらいからもう一段高まって、790km/秒に達しています。
今日に入ると、速度はゆっくりと低下して、
現在は700km/秒程度に戻っています。
かなり速い状態は続いています。
磁場強度は、8nTから5nTへゆっくり下がって、
こちらは平均的な状態に戻っています。

太陽風磁場の南北成分は、
南向きの変化が少なくなっている印象です。
速度が高まっているため磁気圏は活動的な状態が続いていて、
AE指数は500〜1000nTの中規模の変化が次々に発生しています。

SDO衛星AIA193では、南半球側にコロナホールが見えています。
現在の高速風に続くように、
この領域の影響がやって来るかもしれません。


太陽では、昨夕、5日17時(世界時5日8時)頃に、
中心部南東側(左下)でフィラメント噴出が発生しました。
SDO衛星AIA193の動画を掲載します。

太陽を地球よりも右側から観測している
STEREO Ahead衛星COR2によると、
CME(コロナ質量放出)が発生しています。
大きい噴出ではありませんが、
地球から見て太陽の中心近くで発生したので、
3日後くらいに太陽風磁場の強まりがやって来るかもしれません。

一方、フレアの発生は少なく、
南東の4082黒点群と中心部北東(左上)の4081群で、
C2の小規模フレアが3回発生した程度です。



太陽の中心部南東側で発生したフィラメント噴出。
(c) SDO衛星AIA193 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


CMEが太陽の左に向かって噴出している。
(c) STEREO Ahead衛星COR2 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。