宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2025/ 5/ 6 09:31 更新 太陽風の速度は790km/秒に高まりました。高速の状態は続いています。 担当 篠原 700km/秒に高まっていた太陽風の速度は、 昨日の夕方くらいからもう一段高まって、790km/秒に達しています。 今日に入ると、速度はゆっくりと低下して、 現在は700km/秒程度に戻っています。 かなり速い状態は続いています。 磁場強度は、8nTから5nTへゆっくり下がって、 こちらは平均的な状態に戻っています。 太陽風磁場の南北成分は、 南向きの変化が少なくなっている印象です。 速度が高まっているため磁気圏は活動的な状態が続いていて、 AE指数は500〜1000nTの中規模の変化が次々に発生しています。 SDO衛星AIA193では、南半球側にコロナホールが見えています。 現在の高速風に続くように、 この領域の影響がやって来るかもしれません。 太陽では、昨夕、5日17時(世界時5日8時)頃に、 中心部南東側(左下)でフィラメント噴出が発生しました。 SDO衛星AIA193の動画を掲載します。 太陽を地球よりも右側から観測している STEREO Ahead衛星COR2によると、 CME(コロナ質量放出)が発生しています。 大きい噴出ではありませんが、 地球から見て太陽の中心近くで発生したので、 3日後くらいに太陽風磁場の強まりがやって来るかもしれません。 一方、フレアの発生は少なく、 南東の4082黒点群と中心部北東(左上)の4081群で、 C2の小規模フレアが3回発生した程度です。
(c) SDO衛星AIA193 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) ![]() CMEが太陽の左に向かって噴出している。 (c) STEREO Ahead衛星COR2 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) ![]() SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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