宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:57)
今日、C5.8の小規模フレアが発生しました。
太陽風南向き磁場が非常に強まっています。
磁気嵐が発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/13 08:26 C3.9
02:42 C5.8
6/12 19:44 C2.8
10:43 C2.9
08:41 C3.2
05:35 C3.4
03:58 C8.5
00:26 C6.3
6/11 21:26 C2.5
17:40 C2.1
06:47 C3.0

黒点  6/13 (NOAA)
磁場 フレア
4105 15 βγ C6
4107 3 βδ C3
4110 5 β ---
4111 1 α ---
4112 1 α ---
4113 2 α ---
4114 5 β ---
4115 4 β C9

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:45 413 -9.7
-2 h 434 -10.8
-4 h 442 -10.8
-6 h 454 -10.3
-8 h 468 -8.2
-10 h 435 -6.7
-12 h 417 -4.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -113 -/ -
-2 h -96 -/ -
-4 h -83 -/ -
-6 h -67 -/ -
-8 h -49 -/ -
-10 h -40 -/ -
-12 h -28 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
6/13 0.3 9x10^2
6/12 0.3 2x10^3
6/11 0.3 1x10^3
6/10 0.3 5x10^2
6/ 9 0.3 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 6/ 8 11:58 太陽風磁場が強まり、南向きに変化して磁気圏の活動を強めました。
2025/ 6/ 9 12:25 太陽風は平均的な速度です。磁場が南寄りになり、磁気圏の活動が強まっています。
2025/ 6/10 13:38 太陽風は平均的な状態です。太陽は穏やかです。
2025/ 6/11 12:30 太陽風は平均的な状態です。磁気圏では弱い活動が起きています。
2025/ 6/12 13:18 太陽風磁場が南向きに強まって、磁気圏の活動が強まっています。
最新のニュース

2025/ 6/13 13:57 更新
太陽風磁場が南向きに強まって、磁気圏の活動が激しくなっています。

担当 篠原

太陽風は、速度は400〜450km/秒と平均的な状態です。
磁場強度は、10nTと強まった状態でしたが、
さらに15nTへゆっくりと強まっています。

磁場の南北成分は、
今朝、13日5時(世界時12日20時)頃から南向きに強まり、
-10nTと大きい変化が現在まで続いています。
このため、磁気圏の活動は激しくなっていて、
AE指数は、1000〜2000nTの大きい変化が
連続的に発生しています。

Dst指数も-110nTくらいまで下がっていて、
磁気嵐が発生しています。

この太陽風磁場のまとまった変化は、
到来のタイミングから考えると、
9日の記事でお知らせした
8日に発生したCME(コロナ質量放出)の乱れが
やって来たのかもしれません。

太陽風磁場の強まりはどこまで続くでしょうか。
この後の変化に注目して下さい。

SDO衛星AIA193を見ると、
南半球のコロナホールは南西側(右下)に進んでいます。
この領域の影響も近付いている様です。


太陽は、北東(左上)の4115黒点群でC5.8、
南西の4105群でC3.9の小規模フレアが発生しています。
どちらも特に活動的な様子はありません。




Dst指数は、-110nT程度まで強まっています。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。