宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2025/ 6/13 13:57 更新 太陽風磁場が南向きに強まって、磁気圏の活動が激しくなっています。 担当 篠原 太陽風は、速度は400〜450km/秒と平均的な状態です。 磁場強度は、10nTと強まった状態でしたが、 さらに15nTへゆっくりと強まっています。 磁場の南北成分は、 今朝、13日5時(世界時12日20時)頃から南向きに強まり、 -10nTと大きい変化が現在まで続いています。 このため、磁気圏の活動は激しくなっていて、 AE指数は、1000〜2000nTの大きい変化が 連続的に発生しています。 Dst指数も-110nTくらいまで下がっていて、 磁気嵐が発生しています。 この太陽風磁場のまとまった変化は、 到来のタイミングから考えると、 9日の記事でお知らせした 8日に発生したCME(コロナ質量放出)の乱れが やって来たのかもしれません。 太陽風磁場の強まりはどこまで続くでしょうか。 この後の変化に注目して下さい。 SDO衛星AIA193を見ると、 南半球のコロナホールは南西側(右下)に進んでいます。 この領域の影響も近付いている様です。 太陽は、北東(左上)の4115黒点群でC5.8、 南西の4105群でC3.9の小規模フレアが発生しています。 どちらも特に活動的な様子はありません。 ![]() Dst指数は、-110nT程度まで強まっています。 (c) 京都大学WDC ![]() SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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