宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2025/ 6/14 12:29 更新 太陽風磁場の南向きの強まりが続いています。磁気圏も活動的です。 担当 篠原 太陽風は、400〜450km/秒と平均的な速度で推移しています。 磁場強度は、15nTから10nTにゆっくり下がり、 グラフの最後で再び15nTに強まっています。 太陽風磁場の南北成分は、 -10nT程度に南向きに強まった状態が続き、 グラフの後半で一旦0nTに上がっていますが、 その後、-10nTに戻っています。 ただ、上下に変化が続いているので、 南向きの強まりは終わっていくのかもしれません。 このタイミングで、 太陽風磁場の大まかな方向が 「T」から「A」に切り替わっています。 27日周期の図を見ると、 前周期も同じ頃に切り替わりが発生しています。 磁気圏の活動は強まった状態が続いています。 AE指数は、1000nTを超えるくらいの活発な変化が続いています。 グラフの最後は変化が少し小さくなっていますが、 太陽風磁場の南向きが続くと、再び活動が強まりそうです。 Dst指数は、昨日から -100nT程度の変化が続いています。 グラフの最後は値が少し戻っていますが、 この後はどの様になるでしょうか。 SDO衛星AIA193では、南半球のコロナホールが 東西に大きく広がっています。 この領域の影響がこの後始まりそうです。 横方向の広がりが大きいので、 太陽風速度の高まりはしばらく続きそうです。 27日周期の図を見ると、 前周期は、高速太陽風が1週間ほど続いています。 太陽は、南西の端(右下)に近付いた4105黒点群で、 M1.2の中規模フレアが発生しています。 Mクラスのフレアの発生は、 世界時6月4日のM1.1以来で、9日ぶりです。 ![]() Dst指数は、昨日から -100nTの変化が続いています。 (c) 京都大学WDC ![]() SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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